企業のプロモーション/採用動画におけるサムネイルの重要性

今回は企業がプロモーション動画や採用動画をYouTubeにアップロードして広報活動を行う場合のサムネイル画像の重要性についてお話したいと思います。

 

サムネイル画像とは

そもそもサムネイル画像とはいったい何を指す言葉なのでしょうか。
Wikipediaによると

画像や印刷物ページなどを表示する際に視認性を高めるために縮小させた見本のこと。親指(thumb)の爪(nail)のように小さく簡潔であるという意味から来ている。

とあります。
YouTube動画に置き換えると「動画の内容を一目で分かるようにするための見本画像」ということになります。

 

視聴者は動画ではなくサムネイルをクリックしている

今回このような記事を書いているのは、企業がYouTubeに動画をアップロードする際、動画の内容が素晴らしいにもかかわらず、サムネイルをきちんと設定していないケースを多く見てきたからです。

もちろん動画の内容が重要であることは間違いありませんが、「見てもらえるかどうか」という一点に限っては、動画の内容よりもサムネイルの方が重要な傾向にあります。

YouTubeで動画を視聴する時、視聴者は「サムネイル、タイトル、概要欄」という3つの要素から見たい動画を選択します。
動画の内容を視聴する前に確認することはできません。
そして3つの要素のうち、最も最初に目につくのは、おそらく「サムネイル」だと思います。

サムネイルから動画の中身や質を推測し、「自分が見たい動画かどうか」を判断し、クリックします。
つまり視聴者は、動画の内容をサムネイルから判断しているということになります。
決して動画をクリックしているわけではなく、サムネイルをクリックすることにより、動画を視聴しています。

もちろんタイトルや概要欄も見てはいますが、結局のところ「動画のクオリティ≒サムネイルのクオリティ」といえます。

 

企業の動画は特にサムネイルが重要

上記の内容は企業だけではなく、一般的な動画投稿者にも当てはまることですが、企業がアップロードする動画はその他の動画に比べ、よりサムネイルが重要となります。

なぜなら、企業がアップロードするプロモーションや採用のための動画は、タイトルや概要欄といった文字の情報だけでは、なかなか他の企業と差別化を図ることが難しいからです。

タイトルであれば「○○プロモーション動画」、採用動画であれば「○○採用動画」といったものになると思います。
これでは社名や商品名でしか差別化できません。
そのため、視聴者は文字情報ではなく、より一層サムネイルの画像情報から動画を判断する傾向にあります。

 

サムネイルと動画は別物

YouTubeに動画をアップロードする際、動画から自動的に抽出された3つのキャプチャの中から選んでサムネイルとして使用することができます。
この方法でサムネイルを選択している企業がかなり多く感じます。

確かに動画の一コマから抜きだした画像であれば、動画のクオリティそのままなので、一見すると問題ないようにも思えます。
しかし、動画の一コマをサムネイルにしていても、その画像だけ見ても全く内容が分からない場合が多々あります。

例えばインタビューシーンをサムネイルにした場合。
「この動画の中でインタビューしているんだな」ということは分かりますが、どんな人でどんなことを話しているかはわかりません。

そもそも動画全体で伝えたい内容が、動画の一コマに凝縮されていることはほとんどありません。
そのため、サムネイルからは伝えたい情報がほとんど伝わらず、もちろん視聴しようと思う人も増えません。

また、大きい画面で視聴する動画本体と、小さな画像の一覧として表示されるサムネイル画像では、テキストやデザインの構成を調整しなければきちんと伝わりません。

例えば、大きく表示された動画の中に小さめの文字が表示されていれば読むことができますが、そもそものサイズが小さいサムネイル画像の中に小さい文字が入っていても読むことができません。

きちんと見られる動画にするためのサムネイルは、動画とは全くの別物として捉えて、サムネイルを一から作成する必要があります。

 

動画制作会社がサムネイルまで作ってくれるとは限らない

動画制作を依頼した場合、基本的には動画を制作するだけでサムネイルまで一緒に納品されることはまずありません。

というのも、YouTubeが普及した今でこそ、動画にはサムネイルがセットですが、それ以前はそういった概念がありませんでした。
そのため、制作会社は動画は作っても、サムネイルは作成せずに納品するため、企業の担当者がいざYouTubeにアップロードする際、サムネイルはYouTube側で自動的に設定されたものを使用することになる場合がほとんどです。
これではなかなか多くの視聴者を獲得することは難しくなってしまいます。

動画制作会社に依頼する際に、YouTubeにアップロードするということを伝えれば、親切な制作会社であれば、サムネイルも用意してもらえる可能性があります。
しかしその場合、動画内のタイトルにあたるような場面や、最も印象的なシーンのキャプチャーを納品されることが多いかと思います。
これでは自動選択された動画のキャプチャと、結局大して変わりません。

先ほどご説明したような、しっかりと作り込んだサムネイルを作成するには、動画制作とは完全な別作業で「画像制作」をする必要があるためです。

また動画制作の経験が豊富だとしても、YouTubeでの動画投稿の経験もあると限らないため、サムネイルをうまく作れない場合も考えられます。

 

動画とサムネイルのセットもリップルアートにお任せください

ここまで企業がYouTubeに動画を投稿する際のサムネイルの重要性についてお話してきました。

弊社リップルアートでは、グラフィックデザイナーやイラストレーターとしても活躍しているスタッフが在籍しているため、制作した動画にマッチしたサムネイル画像の制作も可能です。

「YouTube上でもしっかりと見られる動画を作って、集客や採用につなげたい」とお考えの企業やお店の皆様、ぜひ弊社までお問合せください。

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